大和愛育病院② 13w3d
妊娠四ヶ月半になり、なんとなく自分でもお腹がふっくら(もともと皮下脂肪でふっくら(^_^;) )してきたのを感じつつ、でもとにかく元気なので普通に生活して普通に仕事をしています。
いつものズボンはもう苦しく、「楽がイチバン」と無印でマタニティのレギンスやスカートを買ったり、少しずつ自覚するようになってきました。
眠い、疲れやすい、便秘、が今の私の3大症状ですが、ひどいつわりで苦しんでいる方々にしてみれば鼻クソ程度の症状(;・∀・)
こんな体質であることに感謝しかありません。
健診2回目は副院長の岡田先生で予約していました。
羊水検査をしようと思っていたのでその場合は岡田先生の予約でなければいけないそうです。(岡田先生しか検査をしていない)
羊水検査に関しては「命の選別だ」とかでいろいろ賛否両論がありますが、それはここのブログでは特に議論するつもりはありません。
それぞれの家庭の考え方でいいと思います。
診察で羊水検査希望であることを伝えたあと、内診台へ。
夫も見るなか、先月よりググッと赤ちゃんらしい形になった姿がはっきりと映っていました!
愛しいというよりも、おお!!こんな形の人間がこのお腹のなかにいるのか!という驚きのほうが大きかったです。
先生は「極めて標準」「全く問題ない」「異常な所見は全く無い」と繰り返し、またまたさくっと内診終了。(笑)
仕事柄、その道のプロであるDr.に「問題ない」と言われれば、ほんとに問題ないわけで、とくに質問する気も無くなるのはなぜでしょうか(^_^;)
そのあとは羊水検査の説明にうつりました。
私達夫婦の意見が一致していること、ベネフィットだけでなくリスクも把握していることをしっかりと伝えたので、「それじゃ、やりましょ」と、サササーと説明が終わりました。(たぶん、不安な顔をしているような患者さんにはもっとしっかりとインフォームドコンセントするのだと思います。)
その後、前回の採血結果の説明を聞き(全て問題なし)さくっと終わりました。
心電図をとり、看護師さんに羊水検査の補足説明を聞き、終了。
分娩予約金10万円と検診費を支払い、愛育カフェでお茶して帰りました。(無料券をもらえたのでタダ)
次回の予約は17週の羊水検査、その後3日後(日曜なので前日の2日後)に検査後の診察兼5ヶ月健診です。
体重増加をすごく気にしていたのですが、思ったより増えておらず調子にのってめっちゃハイカロリーの洋食ランチをガツンと食べて帰りました ♪
そして帰宅後むったりと胸焼けに苦しめられるのはいうまでもありません(-_-;)
大和愛育病院①初診 9w3d
大和市にある愛育病院を選んだ理由は、ズバリ「無痛分娩の症例件数が多いから」です。
もちろん、ゴージャスな内装、城のような外観もいいのですが、医療従事者として長年働いてきた私が一番に求める「確かな経験と腕」で選んだとき、愛育病院がトップ候補でした。
無痛分娩に関してはいろいろな考え方がありますが、わたしとしては、医療の介入で普通分娩よりも痛みによるストレスを最小限にコントロールして出産できるのであれば、その方法をよく理解したうえで、メリットが多いと思い選びました。
それと、年齢が38歳と若くないこと、なるべく早期に仕事復帰したいことなどを考えると、産後の回復も速いと言われる無痛分娩を選択しないわけはありません。
「うちの病院は、無痛分娩もやってます」という病院は数多いですが、愛育病院は「うちの病院は80%が無痛分娩で、無痛分娩をおすすめします!万全の体制ですからご安心を!」と自信満々に無痛押しなところに、なんだか安堵感(笑)
婦人科からの紹介状を持ってその城のような病院のドアを開けたのでした。
受付のお姉さんは忙しいなかでもにこやかに対応してくださり、ポケベルを渡され、採尿と血圧、体重を図って、ふわふわの「人をダメにするソファ」みたいなのに座って待つこと小一時間。
ブルルとポケベルが鳴り診察室へ。
エキゾチックなお顔立ちの鈴木先生と軽く挨拶、問診をし、内診台へ。
順調ですね〜とさくっと言われ、さくっとお話。
心臓がピコピコ動いていたのがよく見えました。夫も一緒に見ました。
なにか不安なこととか困っていることはありますか?と聞かれるも、いえ、無いです。健康です!と意味なく胸を張り、さくっと診察がおわりました(笑)
その後、美しい看護師さんが採血をしてくださり、これからのマタニティ生活や健診についての初期保健指導を、「赤ちゃんがやってくる」という題名の愛育本(全員に渡される)を読みながら説明してくださいました。
それにしても、土曜日だったからか夫婦での受診の多いこと!
といううちの夫もいたのですが、この人たちもみんなこれからパパになるんだな〜となんだか不思議な感覚で周りを見渡してしまいました。(笑)
幸運なことにつわりも無いせいか、まだまだ自分が妊婦である自覚がないのですが、次回の健診は1ヶ月後です。
妊娠記録をつけることにしました。
やっと子供が欲しいと思ったそのとき、すでに38歳 (*_*;
そんな簡単に授かるわけがないと思って、健診も兼ねて受信した婦人科の先生のタイミング指導で、超速で授かりました・・・。
これには先生も私もほんとにびっくりし、リンパ腫を患って亡くなった愛猫のハルがコウノトリを連れて来てくれたに違いない!と思わざるを得ません。
ハルが繋いでくれた命のバトンを、離すわけにはいかない!
婦人科から紹介してもらい、大和市にある愛育病院を受診しました。
自分の記録と、もしかしたら読んでくれた方が役に立つかもしれないという希望を少し持ってマタニティ記録を付けていこうとおもいました。
このブログは完全に私の個人的な主観のため、読んでいて不快な気持ちを持つかたもいらしゃるかもしれませんが、そういう方はどうぞスルーしてくださいませ。
ハルのこと(最終) 小さないのちの贈り物
27年9月27日(日)正午
13歳1ヶ月でハルは天国へと旅立ちました。
ハルとの出会いは私が上京して2年目、仕事で一番キツイ時期でした。
ネコは飼ったことがなく、本を見たりしながら育てましたが、丈夫なハルは問題行動もなく、なんでも食べ、すくすくと育ちました。
まるでワンコのように人懐っこく、お客さんが来ても隠れることもなく愛想よくふるまいました。
だから、誰からも可愛い!と言われました。
やがて、2年おきに、カイくん、ナナ、おんちゃんと、新入り家族が増えましたが、とってもお世話が上手でみんな、ハルのことが大好きでした。
私もハルがいたから乗り越えられたたくさんのことがあります。
仕事でボロボロの時も、彼氏にふられたときも、ハルはなにも言わないけど常に寄り添ってくれました。
階段を上がってくる音でわかるのか、玄関を開けるとハルがお出迎えしてくれました。
夜はいつも一緒に眠りました。ハルのゴロゴロが何よりの睡眠薬でした。
いまは、玄関を開けてもハルの姿はない。
ベッドでゴロゴロの音も聞けない。
仔猫みたいな可愛い鳴き声も聞こえない。
柔らかくツヤのあるフカフカの毛を撫でることもできない。
ハル
ハルの全てが好きだったよ。
私がこんなに幸せだったから、ハルもきっと幸せだったよね?
最後は病院からの車のなかだったけど、でも私がずっと撫でていたし名前を呼んでいたから心細くなかったでしょ?
いまはもう息苦しくないよね?
病気は全て治ったよ。お薬も飲まなくていいし、好きなものなんでも食べていいよ。
そして夜は一緒に眠ろうね。
ハルは最後まで、私達家族を十分に幸せにしてくれました。
でも、ハルは更に私達に素敵な贈り物をくれたのです。
それがわかったのは、ハルの病気が発覚し、
これから残された日々の緩和ケア闘病を始めるという8月中旬でした。
なんと、私のお腹に小さないのちが宿っていることがわかったのです!
子供は希望していましたが、ハルのことで頭がいっぱいで自分のことは二の次になっていました。
ハルが、自分がいなくなったあと私が寂しがらないようにと残してくれた命のバトン。
超音波に写った赤ちゃんの心臓は、小さいけどしっかりと動いていました。
手がかからず育てやすく、人懐っこくお世話上手、病院も嫌がらずお薬もちゃんと飲んで、精一杯病気と闘って生をまっとうしました。
最後の日も日曜日を選び、翌日の火葬も私は休日。爽やかな秋晴れの日。
そして残してくれたかけがえのない新しいいのち。
これ以上の親孝行があるでしょうか。
立派に生きたハルに、感謝だけではなく尊敬の心さえ湧き上がってきます。
ハルの想いを受け継いで、命のバトンをしっかりと握りしめます。
だから、ハルの魂は私の中でこれからも生き続けるのです。
そして7ヶ月後にはこの世に生まれ、私達家族の太陽に、またなってくれるでしょう。
本当にありがとう。
ハル、ずっとずっと大好きだよ。
kyue photo works
ハルのこと⑪ ハルの生きざま
リンパ腫と闘ったハルの最後をブログにするのはどうかと少し悩みました。
ペットを亡くされた方は思い出して悲しくなるかもしれないし、そもそもそういうネガティブな記事を読むことが不快な方もいらっしゃるかもしれない。
でも、精一杯、生をまっとうしたハルに敬意を評して最後の姿も記事に残すことにしました。
こういうのが嫌なかたは、どうぞご遠慮くださいますよう、お願いいたします。
脱水が酷かったハルに、毎朝自宅で皮下輸液をするようになって数日、効果をみてもらいに病院へと向かいました。
その日は前日までよりも元気がなく、ぐったりとして息が荒かったのです。
動物病院は開院前に診察券を出したのですが、たまたま私達の前の順番の方が長引き、1時間以上待ちました。
でも、ハルが初診でかかったときもかなり時間をかけて診察や検査をしてもらったし、お互い様だねといって待っていました。
病院に連れて行っても、いつもはキャリーのなかでおとなしくしているハルですが、その日はだんだん落ち着きがなくなり、ついには開口呼吸をするように・・・。
「ハルが、口を開けて息してる!!」と夫に言い、早く診察の順番が来ないかそわそわして待ちました。
まもなく呼ばれ、診察室でキャリーから出したハルはやはり必死に開口呼吸をして耐えていました。
先生は「努力呼吸をしていますね。一番考えられるのは胸水が増えて肺が膨らめないってことですが、もしかしたら腫瘍が大きくなって圧迫してるとか、その他の原因か・・・、レントゲン撮ってみますか?」と聞いてきました。
原因がわかったところでやってあげられることは少ない。でもレントゲンはすぐに撮れるし、あまり刺激がないと思い、お願いしました。
現像されるまでの間も、キャリーの中で苦しそうに開口呼吸をしているハルをみるのはとても辛かったです。途中何度か、ハルがキャリーから顔をだしてニャーと鳴きました。苦しいよ〜っと訴えている顔でした。
また診察に呼ばれ、やはり胸水がかなりたまっていることが判明。
胸に針をさして胸水を抜く応急処置をするか、利尿剤を注射し、抜けるのを待つか・・・。
胸水をぬけば、確かに一時的には苦しさが和らぐ。
でも、腫瘍が原因の胸水はまたすぐ溜まる。
しかも無麻酔で針を刺すことのストレスもかなり大きい。
先生はわかりやすく、でも迅速に、私達に選択肢を説明してくれました。
また、酸素ルームの必要性についても先生に聞きました。
酸素ルームがたとえ高額でも、ハルが楽になるなら設置してあげたいと思っていたからです。
でも先生は、肺炎の子にはとても効果があるが、胸水が溜まっている子はそもそも肺が膨らめないのだから、いくら酸素濃度を高くしてあげてもあまり効果はないと思うとのこと。酸素を与えるために狭いスペースに閉じ込めるよりは、お家の空気を吸ったほうが落ち着くのではないか、ということでした。
診察室で、涙が出て来ました。
必死に開口呼吸をするハル、そして選択肢をすぐに選ばなければいけない状況・・・。
私は泣きながら「酸素ルームはいりません。針も刺しません。利尿剤の注射だけしてください。胸水を抜いて一時的にいま苦しさが無くなっても、また苦しくなるのなら、2度苦しさを味あわせてることになる。だったら、自然に任せてハルの逝きたいときに逝かせてやりたい」
もう恥ずかしさも何もなく、涙と鼻水でべろべろになりながら、先生に伝えました。
先生は「それがいいと思います」と言い、すぐさま注射をしてくれ、今日もつかもたないかだからはやくお家に帰るようにと言ってくれました。
私がこの先生を信頼している最も大きな部分は、獣医師であるにもかかわらず、人間と一緒に暮らしている動物にとっては、薬なんかより一番いいのは家族と一緒に過ごす時間だと言いきってくれるところです。(ただし、ハルのように末期がんで緩和ケア目的の場合に限るかもしれません。)
そして家族がした選択を全面的にサポートしてくれるところです。
残された時間に限りがあるハルは、なおさら家族と過ごす時間に越した薬はないという考え方なのでしょう。
でも、私達が悩んだ時には、選択肢を明確に説明し、決して押し付けず、私達の決定を待ってくれました。そして決めたら即座に対応してくれました。
抗がん剤治療を諦めたのも、強制給餌をやめたのも、自宅での皮下輸液を始めたのも、穿刺して胸水の抜くのをしなかったのも、納得して決められたのは先生のおかげでした。
会計を済ませ、すぐに車に乗り自宅へ。
車で30分。キャリーの中でどんどん落ち着きなくなっていくハル。
私は、キャリーのなかに手をいれ、ハルの体をさすり、一生懸命声をかけました。
「もう少しでお家につくよ!もうちょっとだよ!」
そしてキャリーからぐっと顔を出し、はっきりとこっちを見て、その後数十秒苦しそうにもがいたあと、動かなくなりました。
ハルの瞳孔がパーッと開いていくのを見ました。
私は動揺して何度も名前を呼び、ハルの体をさすりましたが、そのままでした。
家に着くまで間に合わなかった・・・。
でもハル、私がずっとそばにいて声をかけてさすっていたのわかってたでしょ?
一人じゃないよ。
ハルの名前を何度も呼びながら車の中で声をあげて泣きました。
やがて自宅に到着し、部屋に戻って、キャリーから出したハルを抱きしめました。
まだ体は温かかったけど、やはり息はしていませんでした。
その辺の記憶がなんだか曖昧です。
準備してあったアスクルの水色のダンボールに、保冷剤とペットシーツを敷いてハルを寝かせてあげました。
口と目を閉じてあげたら、まるで眠っているかのような表情でした。
ハル、やっと苦しさから開放されたね・・・。
お疲れさま。よくがんばったね。
もちろん少しでも長くハルと一緒に過ごしたかった。でも明らかに苦しいのはわかったから、早くそれから開放されることも祈った。いろんな気持ちがぐるぐるしてとにかくく波が出ました。
その日の夜は、ハルと離れたくなくて一緒に寝ました。
固くなり、冷たくなっていくハルの体。
でもふわふわの毛はいつまでも手に優しく、いい匂いがしました。
不思議なことに、眠りについてからのハルの表情は時間を追うごとに柔らかくなり、最後には笑っているかのような表情になったのです。これでほんとうにもうハルは苦しくないんだ、これでよかったんだって、思ったのです。
事前に調べておいた動物の火葬をやってくれるお寺に夫が連絡をし、翌日の午前中に火葬となりました。
火葬の日はちょうど仕事が午前休みだったので、ほんとにハルはなんでも空気を読むんだなと思いました。
朝から爽やかに晴れた秋の空でした。
個別火葬を希望したので、綺麗な桐の箱のベッドに寝かしてあげ、お花と、私達の写真と、ハルが大好きだったカルカンのパウチやシーバ、ミルクを入れてあげました。
ハルはとっても綺麗で可愛くて、その場を離れることができなくて・・・。
火葬の為に鉄の扉を締めるときには辛くて夫にしがみついて泣きました。
技術の発達で、火葬場の煙突から煙は出ていませんでしたが、済んだ青い空にハルが登って行く気がして、ずっと空を眺めていました。
爽やかな風で送られて、迷わず天国へ行けたはずです。
ハルのお骨は白くて綺麗でした。係のかたが、これは肩甲骨、肋骨、大腿骨・・・と説明しながら綺麗に並べてくれて、それを夫と二人で白い壷に収めました。
たとえ骨だけであっても、愛着がわく自分の気持ちをちょっと不思議に思いながら、綺麗な骨壷を抱えてまた空を見ました。
今は綺麗なお骨になって我が家に帰ってきました。四十九日かそれくらいで、共同墓地に収める予定です。
そのほうが、動物たちの供養になるそうです。
部屋にはもうハルの姿はありません。
ハルに会いたい。この苦しい気持ちは時間がゆっくりと癒やしてくれるんだろうか。
まだまだ前向きな気持になれない自分がいます。
ハルのこと⑩
強制給餌はしていませんので、もうほとんど水と、毎朝少し食べる卵黄のみで生きてるハル。
ハルのこと⑨
ハルが食欲を無くしステロイドの量を増やして5日が経ちました。
が、食欲は戻らず日々弱っていく一方です。
かろうじて卵黄とミルクには反応しますが、それも食べられる量がかなり減り、ほとんど栄養がとれていません。
それでも水だけは飲みにリビングに来ますが、ふらふらの足元はおぼつかなく目の焦点は合わず、あんなにふっくらと丸かったハルの面影はないくらいげっそりとやせ細ってしまいました。
食べなくなってから、強制給餌に踏み切るかどうか迷いました。
わたしの心のなかでは「嫌がるようなら無理には・・・」という思いが強かったのですが、とりあえずやってみようということになりました。
太いシリンジにa/d缶(ヒルズほ高栄養フード)を詰め、与えてみましたが、ハルの固く閉じた口にいれるのは難しく、入れても出してしまうし、私も夫もハルもはみ出したペースト状のフードでドロドロになりました。
泣けてきました。
ハルがこんなに嫌がっているのに強制給餌をしてストレスを与える意味があるんだろうか? もし私が逆の立場で、内臓の病気で吐き気や食欲が無いのに無理やり口に突っ込まれたらどれだけ嫌な気持ちになるだろう・・・。
そう思ってもう続けることができなくなりました。
でも、それでも、強制給餌をした次の日はなんとなく顔色が良かったのです。それを見ると強制給餌はやっぱり意味があるのか・・・・?わからなくなりました。
やがて栃木の鬼怒川決壊で甚大な被害をもたらす原因となった台風がちょうど関東に上陸した日、天気のせいでガラガラだった動物病院に仕事帰りに寄り、強制給餌をするか否か主治医の先生に相談しました。
先生は「これは僕個人の考えであって、全く逆のことを言う先生もいるかもしれません」と前置きしたあと、「ハルちゃんが食べなくなった時が寿命と考えて、僕なら強制給餌はしません。それでどんどん弱っていっても・・です」とおっしゃいました。
動物は生に対して人間よりずっとシンプル。
人間だったら「食べたら良くなるかもしれないから食べたくないけど頑張って食べよう」とか、「早く死んで楽になりたいからもうなにもしない」とかできるけど、動物たちはそうではない。
もう少し生きれる=食べる、飲む とシンプルだと。
それを尊重し、寄り添ってあげるだけで十分だと思いますよ、と先生はおっしゃいました。
私もそう思っていました。
だけどなぜ病院に行ったかというと、動物の生死のプロの先生に「それで間違いないですよ」と背中を押してもらいたかったのかもしれません。
いまはもう殆ど食べられず、一日中横たわって時々自力で体位を替える程度。
水を飲みにリビングまで来るのもしんどそうなので、寝室にも水飲み器を再度置くことにしました。
静かにお迎えを待っているハル。
このまま眠るように逝ってくれたら・・・・
わたしもハルを送り出すこころの準備ができてきています。
大丈夫。
病気がわかったあと、ステロイドが効いてとても元気な姿を見せてくれたから、そのハルの姿を胸に焼き付けることができてる。
きっとお迎えがきたら、病気もなにもかもハルの体から無くなって、すぐに楽になるよ。
そう思っています。