パラオ3本目 魔の揺れ揺れ
お天気が優れず、海のコンディションがイマイチのなか初海外ダイブ二日目。
海に出てみると、昨日より波が落ち着いていました。
ボートに乗り込む人数も増え、2チームに分かれてダイブ。
40分くらい船で走ったでしょうか。
ポイント名 「ジャーマンチャネル」
パラオではブルーコーナーについで有名なポイントです。
外洋へ出るための水路になっていて、船が通るほか、マンタの通り道になってるとのことで、他のダイビングショップの船も多数いました。
上空からのジャーマンチャネル こんな風になってるらしいです。
昨日はたっぷり寝たし朝ごはんもちゃんと食べたし、昨日の教訓を活かして行くぞ!と意気込み、なんちゃってバックロールでドボン。
時間はかかるものの、耳抜きもOKで潜行完了。
ガイドさんは前と後ろに一人ずつ。後ろのガイドさんがぴったり私に張り付いてくれて、10秒毎くらいに「OK?」と聞いてくれます。
まったく手がかかるダイバーだよ。。。という心の声は聞こえないふりをし、ゆっくりすすみます。
夫とガイドさんを視界にいれつつ、耳抜き、マスククリア、残圧チェック、深度確認・・・・ ああああ〜〜 魚、そうだ、魚みるんだった (;´Д`A ```
昨日よりは視界がいいし、まわりに他のチームのダイバーさんもたくさんいて、おお〜〜なんか私、ダイビングしてる*:.。☆..。.(´∀`人)
隣にいた夫がふと消え、左に進んでいったのでついて行くと、ガイドさんにぐいっと引っ張られる。「ソッチノチームジャナイデショ、アナタノバディハアレ」
Σ(´・д・`|||) はっ
フィンとウェットスーツが同じようだったから間違った。。。
ブリーフィングのときに「チームがいっぱいいるから違うところについていっちゃだめよ」と言われていたのに、あぶないあぶない。(;一_一)
開けた砂地でお昼寝してるエイにちょっとほっこり。
ウミウシ。曇ってて暗いので色が出てないですね。
ナポレオン、サメを見ましたが、夫がデジカメの充電を十分にしていなかったため充電切れ( ;∀;)
マンタには出会えませんでした。
夫の残圧が残り少なかったため、ガイドさん、私&夫で安全停止して浮上。
浮上したあとに、地獄が待っておりました。
海の中ではまったく感じなかった「波酔い」が一気にきました。
風に寄る波と、周りの船による波で、水面でどんぶらこっこ。
うぉぉぉぉ気持ち悪い・・・・
ほんの数分なんですが、わたしの三半規管は完全にヤラれ、さらに船に上がってからの揺れと、エンジンのガソリン臭でトリプルパンチ(;゚;艸;゚;)
や ば い
そのあとも回復することなく、皆が揺れる船上の上でランチを食べてるあいだ、ひたすら気持ち悪さに耐える私・・・・
そして2本目。すこし移動して「ジャーマンコーラルガーデン」
だいぶキテたのですが、このままこの揺れてる船上に残ってても地獄だと思い、だったら海の中のほうが揺れないから入ろう・・・と苦渋の選択。
だがしかし、ウェットスーツを着ることもままならずフィンも自分で着けられず、ボンベを背負っはいいが、ふらふらのよろよろで歩けない・・・
早く揺れない世界に行きたくて、落ちるようにドボン。
うえぇぇぇぇぇ うっ。。。( ̄x ̄;)
あとはご想像にお任せします。
ガイドさんの目の前で・・・・お魚の餌をまいてしまいました。。。
結局、そのまま船に上がり、3本目は断念。皆が上がってくるのを横になりながら待つ情けない結果となってしまいました。
その間、朗らかなパラオ人の方は船上でよくわからない歌をうたったり、携帯で大音量で音楽を流したりしたので、まったく寝ることができない時間を過ごしたのでした。。。
(でも真水を顔に流してくれたりお茶をくれたりタオルを掛けたりしてくれたので、静かにして!とは言えませんでした)
*.....*.....*.....*.....*...
そんなこんなで、私の初海外ダイビングは幕を閉じました。
いろいろ醜態をさらしてしまった私に、地元ガイドさんたちは嫌な顔ぜす、「ダイジョウブ?」と気遣ってくれ、申し訳ないのと感謝の気持ちでいっぱいでした。
ガイドさんって大変だなぁ・・・←オイ
大変な思いをしたけれど、自分の問題点とか予想外のことが起こったときの対処とか、いろんなことがクリアになってきました。
これで嫌になってもう潜らなかったらこれ以上は海の素晴らしさを知ることはできないでしょう。そんなの嫌。
日本にもどったら懲りずに経験を重ねて、少しでも自立したダイバーになってもう一度、パラオの海に戻ってきたいです!!
今度は、天気にも恵まれ、クリアなパラオブルーの海でマンタと一緒に泳ぐゾ!!←夢は大きく。