亜麻仁油について

用事があって、いままでのかかりつけ医に電話をしたら、お世話になっている動物看護師さんが電話口にでてくれました。

 
ハルのことをひと通り話しました。
いまはとにかく、すこしでも食べて栄養をつけたいと言ったら、亜麻仁油などに含まれる不飽和脂肪酸について教えてもらいました。
 
ハルの体には良くて、ガン細胞は嫌いなもの、それがω(オメガ)3系脂肪酸だから、取り入れてみては?との提案です。
 
そこで、あらためで、ネコの栄養について調べてみました。
 
自分への覚書です。
専門家ではないし、間違っている部分もあるかもしれません。ご了承ください。
 
6大栄養素の1つ、脂質のなかでも脂肪酸と呼ばれる脂質があり、不飽和脂肪酸飽和脂肪酸に分かれます。
不飽和脂肪酸は人間の体にもとてもいいので、美容や健康のために積極的に取り入れてる方も多いと思います。
不飽和脂肪酸は、魚や植物の油に多く、青魚の油やナッツが代表的です。
対して、飽和脂肪酸は、牛や豚の油です。
不飽和脂肪酸は常温で液体
飽和脂肪酸は常温で固体になります。
 
特に積極的に摂取したほうがいいのは、多価不飽和脂肪酸で、リノール酸に代表されるω6系脂肪酸、それとαリノレン酸に代表されるω3系脂肪酸です。
 
アマニ油にはこのω3系脂肪酸が豊富に含まれていると言われています。
 
リノール酸、αリノレン酸、アラキドン酸は、ネコにおいて必須脂肪酸と言われます。
必須脂肪酸とは「体には必要だけど、体内では合成できないので、食べ物から摂取する必要のある脂肪酸」という意味です。
 
このω3系脂肪酸であるαリノレン酸は、摂取すると、体内でEPADHAへと変化し吸収されます。
 
そして、このω3系脂肪酸は、炎症を抑制する働きをします。
対してω6系脂肪酸は炎症を促進する働きがあ、両者は相反するものとして働いています。
 
というわけで、免疫力をつけたい、そして腫瘍細胞を黙らせ、抗炎症作用を期待して、積極的にω3系脂肪酸をとってみては?と動物看護師さんが提案してくださったのだろうと思います。
 
メカニズムを知って、納得です。
 
いろんなものをバランス良く食べるのはもちろん健康を保つために大事なのですが、ハルはリンパ腫を患って、なんでも食べれるという状態ではないので、そのような意味のある良いものを積極的に取り入れて行きたいなと思いました。
もちろん、わたし自身の健康のためにも。
 
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