ハルのこと⑧

先週の月曜日から食欲が落ち、先週の水曜日から利尿剤を増やしたものの体調改善せずここ3日はほとんど食べられない状態が続きました。

 

残すは一旦減らしたステロイドを元の量に戻す。もうそれしか方法はないのです。

今日、診察で主治医の先生に診てもらいましたが、腸のリンパ節の腫瘍が大きくなっているようだと・・。

この状態で抗癌剤は危険とのこと。もちろん今の状態で抗癌剤は私達もまったく選択肢にありませんでした。

 

ステロイドを再度増やして食欲を戻さないと、本当にこのまま衰弱して・・・(TдT)

 

冷静な自分と感情的な自分がいます。

そろそろ覚悟を決めないとと思う反面、お別れが悲しくて辛くて涙が出てきます。

 

目をつぶると、ハルと13年過ごした日々が走馬灯のように頭を駆け巡り、ハルの柔らかい毛や仔猫のような鳴き声、癒されるゴロゴロ、ビー玉のようなキラキラした目が頭に思い浮かんできて胸が締め付けられます。

 

でも同時に、快適な部屋で美味しいごはんを食べ、寝たいときに寝て甘えたいときに甘えられたハルは、きっと幸せな一生だったに違いないと自信を持って言えるのです。

 

生きとし生けるもの必ず死はある。

ネコも、犬も、人間も。

私は、家族としてハルの生き様をしっかり最後まで受け止めようと思います。

 

 

仔猫時代のハル

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