天国ポスト

今朝、FMのJ-waveを聴いていたら福島県いわき市に設置されている「天国ポスト」のことをやっていました。

会いたくても会えない亡くなってしまった大事な家族やペットに対して、感謝の気持ちを綴った手紙を投函するポストです。

グリーフケア(大切な人を失くした悲しみに対するケア)の一環として始まったそうです。
7月に設置してすでに100通以上投函されているとのこと。

私も大切なハルという猫の相棒をガンで亡くして1ヶ月が経ちましたが、未だに喪失感が癒されることはなく、思い出しては涙が滝のように流れてきてしまいます。

でもこの天国ポストの存在を知ってハッとしましました。
あの東日本大震災では人間が抗うにはかなわない大きな天災の力によって、家族が引き裂かれ、心の準備もないまま大切な人を失った方達がたくさんいる。
きっと私よりももっと大きな心の傷を負った人たち。でも、そんな人たちも、感謝の気持ちを手紙に託すことで前を見ようとしている。

どんな人生が待ち受けているかわからない未来。涙が出るほど嬉しいことも、死にたくなるほど悲しいことも、起こるかもしれない。
でも、自分だけじゃない、きっとたくさんの人が悲しみを乗り越えて優しい強さをとりもどしているんだと、この天国ポストの活動を知って改めて気づきました。

そのたくさんの投函された手紙のなかにあったある言葉が紹介されていました。

天国って二人の国って書くからきっと寂しくないね。と。

ハルはきっと私の分身と今頃天国で幸せに暮らしてるかな。
そして、この世ではハルの分身の赤ちゃんが私のお腹にいるよ。

天国ポストのリンクです。
私も前を向いて乗り越えます。