ハルのこと③

2015/8/11(火)

2回目の受診にて、利尿剤が効いたのか、腹水は300ccも減っていました。

先生の印象では顔つきもすこし良くなってると。

横からとったレントゲンを見ると一目瞭然です。

 

向かって左が11日 右が9日

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ただ、胸水はあまり変わってなさそうと。

 

期待した、ステロイドでの食欲増進はほとんどなく、やはり殆ど食べない日々が続いています。

人間用でもなんでも、とにかくすこしでも食べられるものは食べさせてカロリーを取ってくださいとのことで、いろいろ試すも、ちょっと食べてすぐ「いらない」ってなり・・・。

 

最終手段の、強制給餌。

これは、自分の口から食べれなくなった場合、シリンジにペースト状のご飯を入れて、無理やり口に入れて食べさせる方法です。

先生は、強制給餌をやってもいいレベル、ただ、嫌がる子に無理やり食べさせるのは飼い主さんも相当心が痛むと思うので、それをするかどうかはネコちゃんとの間で決めたほうがいい・・・というようなことをおっしゃっていました。

 

主治医の先生は、ネコを診るだけではなくちゃんと飼い主の精神的負担も考えて物事を提案してくれます。

「強制給餌しないと、死にますよ!それでもいいんですか!?」なんて絶対に言いません。

 

薬を飲むのもすごく嫌がるハル。

強制給餌なんてきっともっと嫌に違いない。

「心の底からいらない!」って言ってるのにむりやり口をこじ開けてドロドロした処方食を流しこむ・・・・。そんなことできない!(TдT)

たとえそれで少し長く生きられたとしても、それって意味あるのだろうか?

だから、たぶん、

自分の口で食べられなくなったときが、ハルの寿命なんです。

 

数日前に診断を聞いたときに、悩む私達に先生が言った言葉

「よく、治療を続けるのは人間のエゴだとか、ペットは何をして欲しいんだろうって悩むご家族が多いのですが、僕は、家族の方が選んだ方法が、その子にとってもベストな選択だとおもうんです。」と。

それを聞いて、悩みながらも選んだ方法が、ハルにとってもいい方法なんだと思えるようになりました。

 

そう、ハルと私は見えない心で繋がってるから。

 

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2014年11月            by Kyue Photo Works